どうも、りかちゅうです!源氏物語はお好きですか?これは価値観によるのですが私は好きではないです。理由は話の内容ですね。色恋話ばかりなので飽きちゃうなと。表現等々は上手いらしいですがそれでもです。また、源氏物語は原文が激ムズなので古文ができない私からしたら敷居が高いです。受験勉強で読んだことありますがギブアップしました。それ故に源氏物語は私は苦手です。ですが、世間的には大ヒット作品です。今も昔も人気です。なぜなのか?この記事にて話しますね!

源氏物語とは?!

源氏物語は紫式部の書いた作品です。とは言えども何が書いてあるんだと思う方もいるかと。また、分かっていても詳細まではわからないって人もいそうですね。ですので、簡単に説明しますね。

概要

源氏物語は紫式部は書いた書籍でもありかつ世界最古の長編作品です。そんなに長編なのって?源氏物語は全54帖からなり約4000ページにわたる作品です。しかも、54帖それぞれが独立したエピソードを持ちながら1つの大きな物語を紡いでいます。こんなに長いのに一貫性がある作品を書けるなんて紫式部は天才ですね。もちろん、この天才様は世界に認められています。そうじゃなきゃ30言語で翻訳されませんからね。

物語の内容

源氏物語の物語の内容を簡単に言うと主人公光源氏の恋物語です(貴族の恋愛なのに政治的な要素は薄かったそうです)。彼は美貌と才能に恵まれていました。この見かけならば女の人とのご縁はたくさんあること間違いなしですね。そのため、紫式部は様々な女性たちとの関係が繊細に描きました。また、光源氏の恋愛は幸せだけでなく悲しみや葛藤も含まれているため読みがいのあるラブストーリーだそうです。

※源氏物語の詳細はこの記事にて書かれています。

https://www.rikachu-idea-new.com/what-genjimonogatari/

物語を通して言いたいこと

少なくとも、源氏物語は光源氏の恋物語ってことを分かればいいです。ではその恋物語から紫式部は何を伝えたかったのか?

1.世の中は無常である

光源氏は初めのうちは女の人に人気でもあり出世をしていました。ですが、後半は堕落してしまいましたね。不倫はされるや最愛の人と死別するなど。さらに、光源氏は朝廷に謀反を起こしたため流罪となりました。これを見ても彼の人生は無常ではないですね。むしろ、変化のある人生です。要するに、紫式部は源氏物語を通して世の中は無常でないことを訴えているのかと思われます。

2.平安貴族の生活や恋模様を描いている

また、紫式部は宮仕えしていた経験を元に平安貴族の生活や恋愛模様などを伝えていたのかと思われます。恋愛話だけで4000ページもと思いますよね。政治的なすごくあるわけでもないというのに。まあ、平安時代って今の時代よりも娯楽が少ないから色恋が醍醐味になることは当然なのかとは思います。貞操観念もゆるゆるで淫らにお遊びしてたとか(光源氏なんてそんな感じです)?そう考えると、源氏物語はあの時代の恋愛模様をしっかりと書いていたのかもそれませんね。

どれだけ人気なのか?

以上が源氏物語の概要です。この源氏物語なんですが反響はその当時はもちろんのこと今でも人気の作品です。ではどれだけ反響があるのか?

1.一条天皇はベタ褒め

書かれた当時なんて一条天皇はベタ褒めしていましたからね。一条天皇は紫式部は日本書紀を読んでいる女性と評価していました。一条天皇は紫式部の賢さを認めていますね。それ故に一条天皇の2番目の妻こと彰子の教育係となったんでしょうね。また、反響の良さから源氏物語を冊子にするという話まで上がりました。みんなの食いつきがすごいですね。ちなみに、源氏物語を冊子にするシーンは「光る君へ」にもあります。

2.現代でも源氏物語の反響がある

それだけで終わりではないです。現代でも源氏物語は人気です。実は源氏物語は30言語で翻訳されています。また、恋愛の謳い文句でもある「男は初めては欲しい」という考えは源氏物語から来ているそうですよ。さらに、言うならばジャニーズの「光GENJI」て明らかに光源氏が元ネタですね。このように、源氏物語は世界最古の長編物語なのに今の時代にも影響与えています。このようなエピソードを見ても今も昔も源氏物語は需要はあることが明らかですね。

※補足ですが江戸時代でも源氏物語を元にした作品はあったそうです。

源氏物語が人気の理由

以上が源氏物語の概要です。ここまで人気であるなんて予想外と思うことでしょう。にしても、なんで人気なのって?これからその話をしますね!

1.個性豊かな女性が登場する

源氏物語は光源氏やその子孫の恋愛を中心とした物語です。そのため、恋のお相手としてたくさんの女性が登場します。となると、キャラクターん設定はしっかりしていないと差別化できませんね。そこをやりこなすのが紫式部。どの女性もちゃんとした特徴があります。完璧な貴女・藤壺の宮、美しく優しい紫の上、素直になれない葵の上純真だが不美人な末摘花など登場人物の性格や感情が非常に繊細に表現されていることも読者の共感を呼んだのかと思われます。また、波瀾万丈の恋物語がどれも必然性があるからこそ奥深い恋物語と評価する人はいるかと思われます。

 

2.イレギュラーな恋があるから

源氏物語に登場する恋愛はバラエティ豊かです。光源氏は不倫、略奪愛、ロリコン、男色、熟女愛など淫らな恋をしまくります。どうやら強引に関係を持つエピソードも多かったとか。また、「空蝉」という帖には「むっちりして美人のいかにも男ウケする娘」よりも、「髪も薄くなってやせこけた年増の継母」にグッときてしまうというエピソードがあるそうです。このように、過激でアブノーマルな恋愛が人気を呼ぶのかと思われます。

 

3.平安貴族女性の辛さを描いているから

平安時代の貴族女性は基本的には自分の意志通りには生きられませんでした。なんか父親や夫など男性に庇護される必要があるため後ろ盾を失った女性は困窮していくしかなかったのです。それは浮舟の物語によく表れています。浮舟は自分の意志では何も決められず母や周囲の男たちの言いなりになるしかなかったそうです。そのため、浮舟は男女の仲に深く悩みました。そして、彼女はそんな生き方に限界が来ました。そして、最後にすがったのは仏道に入ることです。

このように、平安貴族女性は自分の考えで生きるのは難しかったんです。これは女性には需要のある話かと。なぜなら、歴史ってどの時代も男性メインになってしまい性の話は少ないからです。そこで、紫式部は平安貴族の女性は生きづらいことを物語で書いたのかなと思われます。

4.平安の文化を知れるから

宮仕えをしていた紫式部は平安京での貴族たちの暮らしぶりや習慣を源氏物語を通して書きました。例えば、貴族の装束や仕えの者たちが着るきものは、季節を映したり、吉祥を取り入れたものだったそうです。また、物語のなかで頻繁に登場する「手紙」にも一工夫あったとか。当時の恋文は、極上の和紙や華麗な料紙にしたためられていたため楽しめる点は筆跡や教養以外にもあります。それは選んだ紙や焚きしめられた香りからセンスの良し悪しを判断することです。文面良くてもセンスが悪かったら振られそうですね。

このように、その当時の日本の四季や小道具の良さも源氏物語を通して書いているからこそ読者は見飽きないのかと思われます。

まとめ

古文ができない私からしたら源氏物語は天敵です。だってあれ主語が少ないんですもん。そのせいで物語の構成とは古文では掴めないです。自分が分かればいいって感じで書いたんですかね?また、紫式部の文章って句読点も少なめです。そのため、ずっとダラダラ続きます。これを見ても紫式部の性格って伺えますね(誰と対比しているかは察してください)。

ただ、そんな文面を書ける紫式部は賢いということは理解できます。賢くなかったら主語が少ない文章なんて書けるわけないですし。私ならば自作であっても主語を付けてないと話をまとめることはできません。あと、主語も句読点もすくない文面を理解できるその当時の貴族たちも相当優秀なんだと思います。以上ぇす!最後まで読んでいただきありがとうございました。

りかちゅう

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