どうも、りかちゅうです!「光る君へ」を見ている人ならば疑問に思うことありません。なんなことって?道長と紫式部の関係ですよ。ドラマだとしてもあそこまで繋がりが強いと実際はどうなんだよとなる人はいるのかなと(私は見る前からそう思っていました)。あそこまで来て婚姻関係にもならないのはなかなかですよね。ワンチャン側室みたいにしてもいいのに(まあ、正式な繋がりでないから面白い点ではありますが)。ただ、これはドラマでの世界線です。史実は違うってわけではないですがドラマほどではないのかなと思われます。ですので、この記事にて史実上での2人の関係を話しますね!
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「光る君へ」の「君」は道長のこと
これは当たり前ですね。もし他の人物が該当したら時件です。今までの放送が台無しですwwwwwwww。それで、「光る君へ」を見ている人ならば分かると思いますが2人の関係はなんなのと思いますよね。結婚もしていない、カレカノでもない。それなのに、密が濃いですよね。お互い結婚していた時とか普通に不倫していましたし。ここまで来るとツインレイかソウルメイトかと言いたくなります。このように、2人の関係は超越しています。それもあって、倫子は2人の仲には目を光らせているんです。
2人は十歳はどの時期から関係はあったの?
正直なことを言いますが2人は子供の時には出会ってないかと。あれはあくまでドラマです。では史実ではいつから関係があったのか?
1.為時と道長
紫式部のお父さんこと為時の出世には道長が大きく関わっています。為時は花山天皇が寛和の変で追いやられた時から職なしでした。ですが、996年にある転機が起こります。道長が右大臣だったころ漢詩のがピカイチな為時は国司任官を望む一文に自作の漢詩を添えて一条天皇に上奏します。ですが、一条天皇はその一文を見る前に誰を国司にするかは決めていました。そんな時道長が為時の申請書類を見つけてくれました。道長はその詩句に感心し越前守任官が決まっていた源国盛を辞退させ為時を任命しました。
このように、為時と道長には関わりがあります。となれば、紫式部と道長もその時に会っていてもおかしくないかと思われます。
2.紫式部を彰子の女房にスカウトした道長
紫式部は源氏物語を書いた人物ですね。もちろん、あの作品はあの時代でもヒットしていました。具体的には一条天皇が女房に源氏物語を音読をさせた時に「源氏物語の作者は日本書紀を読んでいるようだね。とても教養がある人のようだ」と感心したそうです。もちろん、その教養は道長も認めました。実は道長は自分の長女こと彰子に十分な教養を身につけさせるため優秀な女性を探していました。その際に目に留まったのが紫式部です。
紫式部は初めは彰子に仕える自信がなかったそうです。ですが、最終的には紫式部は彰子に仕えます。仕事内容は彰子の家庭教師です。このようなことを踏まえると2人の関係は雇用関係ってことになりますね。
2人の関係性
2人は元は雇用関係でした。ですが、それで終わりのわけがありません。結論から言いますと紫式部と道長は恋仲です。道長は奥さんはいてもですので、2人はこれからどうなったのかについて話しますね!
1.道長が紫式部を誘う?
「紫式部日記」の内容です。道長は梅の実がなる季節に紫式部へあからさまな誘いがあったそうです。
中宮様の御前にあった源氏物語を道長が御覧になっていつものように冗談をおっしゃりながら、梅の下に敷かれた紙にお書きになった。
「すきものと 名にし立てれば 見る人の 折らで過ぐるは あらじとぞ思ふ」という歌をいただいたので心外でございますと申し上げた。
どういうことかと言いますと道長は梅の実と酸っぱいもの、好色な人とをかけて、「源氏物語の作者であるあなたは恋多き浮気者だと評判ですね。あなたを見て口説き落として自分のものにしない男はいないでしょう」とちょっかいをかけます。これは間接的に誘っていますね。「自分のものにしない男はいない」って道長のことだろと思いました。
2.夜這いの翌朝
またまた「紫式部日記」からです。ある夜、道長は紫式部の部屋を訪ねたようです。
渡殿の局で寝ていた夜のこと。戸を叩く者がいると聞いたけれど誰か分からずおそろしかったので返事もせずに夜を明かした。その翌朝道長から
「夜もすがら 水鶏よりけに なくなくぞ まきの戸口に たたきわびつる」返し「ただならじ とばかりたたく 水鶏ゆえ あけてはいかに くやしからまし」
内容としては道長は水鶏の鳴き声をたたくということにかけて「あなたの部屋を訪ねて夜じゅう戸を叩いたのに開けてくれませんでしたね。わたしは戸口に立って、水鶏のように泣いていたのですよ」と夜這いを嘆いています。一方で紫式部は「ただごとでないほど戸を叩いていらっしゃったからもし戸を開けていたら、夜が明けてからどんなにか後悔したことでしょう」と夜をともにした翌朝に道長に顔を見せることに抵抗があるようす。これは嫌だから戸を開けたのではないです。紫式部は道長と駆け引きをしているんです。
3.倫子と紫式部のバトル?
「紫式部日記」からです。安定ですね。紫式部と倫子とのこんなやり取りがあります。内容は9月の重陽の節句の時です。前夜のうちに菊の花に綿を乗せて夜露を含ませその綿で体を拭くと老いが取り除かれ長生きできると考えられていました。その際に2人はこのようなバトルをしました。
菊の綿を女房の兵部のきみが持ってきて「倫子があなたに特別にくださるって。これで老いを拭きとりなさいっておっしゃっていたわ」という。「菊の露 わかゆばかりに 袖ぬれて 花のあるじに 千代はゆづらむ」
紫式部は「私は菊の露にちょっと触れれば十分です。倫子こそ長生きなさってください」と露を含んだ綿を返そうとします。一方で倫子は紫式部の返事など聞かずに、さっさと立ち去ってしまいます。それもそうですね。倫子は紫式部に間接的に老けているを言われたようなものですから。これは現世のマウントみたいなものでしょう。紫式部は道長と恋愛関係があるからあえて倫子にそう言ったのかと思われます。
紫式部は他の女性とは違う?
道長がこれまでに選んできた女性たちは、妻も愛人も、天皇家に連なるような家柄の、自分よりも格上の女性ばかりでした。正室の倫子の家なんて道長よりも上ですからね。にしても、道長はお嬢好きなんですね。まあ、彼は権力者ですから政治的なことを含めてでしょうけど。
ですが、紫式部は違います。彼女の育ちなんてそれほどです。為時なんて仕事がない時もありましたから。それなのに、道長は紫式部のことも好きでした。この好きは紫式部の家からしても政治的な思惑抜きでしょうね。それもあって、倫子は紫式部は重陽の節句の際に嫌味を言ったのかと思われます。
まとめ
ドラマが放送される前から道長と紫式部の関係はなんなのかと思っていましたからね。大河ドラマはフィクションは含まれていたとしても史実ありきなものだから。そしたら、案の定恋愛関係でありましたね。しかも、オフィシャルにならない恋愛関係なんてドラマとダブっていまね。だからなのか、ドラマではその2人の関係も大げさに書くという形で話を進めているのかなと思われます(史実はツインレイみたいな感じではないとは思います。)。以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
りかちゅう